バランスのよい食生活?

「野菜をたくさんとっているからバランスがいい」なんて思っていませんか?
バランスってどういうこと?

バランスのよい食生活とは?

単純に言うと、色々な種類の食品を少しずつ食べることです。

食品には良質なタンパク質を含むものや、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含むものなど、それぞれ栄養的な特徴があります。それらの特徴を最大限に生かした食事をするためには、同じ種類のものばかりを食べるのではなく、さまざまな種類の食品を少しずつ食べることがコツです。

そうすると、自然にバランス良く、私達の身体に必要な栄養素を摂ることができるのです。

10の食品群

肉、魚、卵、牛乳、大豆食品、海藻、いも、果物、油、緑黄色野菜

テイクテン!®(TAKE10!®) では、ご飯やパンなどの主食以外の「おかず」に焦点を当てます。この10の食品群について、1日1回でも食べたら1点、食べなかったら0点として、10点満点で1日の食事をチェックします。

テイクテン!®(TAKE10!®) では「10の食品群」を毎日食べることをお勧めしています。テイクテン食生活チェック表を使って、あなたの食生活を確認してみましょう。ダウンロードはこちらからどうぞ。
(https://static-content.springer.com/esm/art%3A10.1186%2F1471-2318-13-8/MediaObjects/12877_2012_809_MOESM3_ESM.pdf)

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牛・豚・鶏・羊などの動物の食肉、原料が肉のハム、ソーセージ、ウインナーなど
魚・いか・たこ・貝類
鶏卵
牛乳
牛乳、またはヨーグルト、チーズ(アイスクリームなど、菓子類の乳製品は含みません)
大豆食品
豆腐、納豆、生揚、油揚、湯葉、豆乳など
海藻(*きのこ)
わかめ、昆布、のり、もずく、ひじき、(*しいたけ、しめじ、えのき、エリンギ)など
いも
じゃがいも、さつまいも、里芋、山芋、タロイモなど
果物
りんご、みかん、バナナ、パイン、いちご、梨、ぶどう、すいか、キウイなど
サラダ油、バター、マーガリン、オリーブ油、ゴマ油など
緑黄色野菜
ほうれん草、小松菜、春菊、にら、ニンジン、かぼちゃ、ピーマン、トマトなど

※この他の食品は食べなくてもいい、というわけではありません。
この他にも、淡色野菜など、良い食材がたくさんあります。このような食品も上手に利用し、おいしい食事を楽しみましょう。
*海藻を食べられない方は、きのこで数えましょう。

この10の食品群は、熊谷修先生らが開発した「食品摂取の多様性得点」から引用しています (多様性得点の論文については、下記の「東京都健康長寿医療センター研究所編:食品摂取の多様性スコア(DVS)に関する論文リスト」をご参照下さい)。

(http://www2.tmig.or.jp/spch/dvs_papers_list.html)