みんなで拡げるテイクテン
私たちILSIのスタッフが直接内容をお伝えする教室のほか、たくさんの地域で色々な進め方でTAKE10!®が活用されています。これまでに活用された例をご紹介します。
TAKE10!®を活用してみたい!教室を開催したい!地域のリーダー、サポーターになって活動したい!などの、ご相談やお問合せはこちらまでどうぞ。
*テイクテンリーダー:教室を運営できるリーダーになりたい方を対象に養成講座を開催します。(組織での取り組みを対象としています)
*テイクテンサポーター:気の合う仲間と一緒にテイクテンをやりたい方を対象に講習会を開催します。
自治体で
「すみだテイクテン」 東京都 墨田区
墨田区の介護予防教室として、2005年から毎年開催し、2024年現在20年目となります。
コロナ渦も継続して開催し、延べ約1万人以上の区民の方々が参加しています。開始当初は5回コースでしたが、現在は、調理実習を含む9回コースで、開催されています。毎年80%以上の出席率を維持し、教室の効果は、学会や論文で発表されています。また、テイクテンサポーターさんが中心となって、教室卒業後に自主サークルを立ち上げており、現在7つのサークルが活動を続けています。毎年サークルの交流会も開催しています。
【テイクテン川柳】
毎年、テイクテン教室にちなんだ川柳を募集しています。
テイクテン自主サークルの紹介
「すみだテイクテン」の卒業生が中心となって、すみだ川テイクテン、たちばなテイクテン、なでしこテイクテン、ななつぼしテイクテン、ひまわりテイクテン、ほっこりテイクテン、YY テイクテンの 7 つの自主サークルが活動しています。
秋田県 大仙市
秋田県大仙市では、テイクテンオリジナルポスターを制作し、住民に配布をしています。また、市独自で動画制作も行い、公開しています。
✧大仙市の動画はこちら
このほか、都内や横浜市内、地方でも教室や講習会が開催されました。
地域で
「つわのテイクテン」
島根県津和野町では、2008 年から津和野町シルバー人材センターが主催するテイクテンリーダー養成講座を継続して開催し、現在もリーダーさん達が地域で活躍をしています。近年は、島根大学と協力をして、イベントや調査を実施し、そこで得られたデータを解析して、学会や論文の発表も行っています。リーダーさんの栄養摂取状況は一般の住民よりも優れていることが示され、リーダーとしての活動は、地域への貢献だけでなく、リーダー自身の健康にも寄与している可能性が示唆されています。
「ますだテイクテン」
島根県益田市では、2009 年から益田市シルバー人材センターが主催するテイクテンリーダー養成講座を継続して開催し、現在、シルバーサロン開催している介護予防教室は大変好評で、2024 年からは週 4 回の開催となりました。リーダーさん達が交代でスタッフとして運営、指導を行っています。
にしきテイクテン いわくにテイクテン よしかテイクテン
山口県錦町(2010 年~)山口県岩国市(2014 年~)島根県吉賀町(2016 年~)では、社会福祉協議会主催によるリーダー養成講座を開催し、それぞれの地域でリーダーさん達が活動をしてきました。
吉賀町では、リーダーさんや地域の人々が出演したテイクテンの食事の説明や体操のやり方の動画を作成し、コロナ渦では、吉賀町と津和野町のケーブルテレビで放映され、地域の人々の健康に貢献をしました。
テイクテンきよらプロジェクト
5 つの地域が協力をしてテイクテンの普及が行われるように、“清流(きよら)とテイクテンでつながる”という意味で、2016 年テイクテンきよらプロジェクトを発足しました。交流会や合同講習会等が開催されています。
江戸川テイクテン
東京都江戸川区の江戸川総合人生大学介護福祉学科の卒業生が中心となって、テイクテンリーダー養成講座を受けた方々が、毎年継続して介護予防教室を開催しています。
大学で
石巻専修大学
2011 年東日本大震災の被災地であった石巻市で、石巻専修大学の学生たちが仮設住宅や復興支援住宅でテイクテンを活用した地域の人々のためのボランティア活動を行いました。経営学部のゼミから始まった活動は、後輩に引き継がれ、また教育学部のゼミにも派生しました。ILSI Japan は震災後 10 年間支援を継続しました。学生たちの奮闘の様子は、ぜひ動画でご覧ください。
島根大学
2018 年 3 月の津和野町の空き家を活用した「日原賑わい創出拠点」のプレイベントへの参加を機に、島根大学宮崎研究室とのコラボレーションが始まりました。その翌年から島根大学、津和野町シルバー人材センター、ILSI Japan が協力をして、「しまだい体力チェック7&つわのテイクテン!」を開催。得られたデータから学会や論文での発表も行われています。
東京家政学院大学
2022 年から、東京家政学院大学の管理栄養士を目指す大学生が実習生として墨田区の介護予防教室の現場にも同行しています。普段接する機会の少ない高齢者とのコミュニケーションも良い経験となっている様子です。
鹿児島大学
2020 年から「中高年期における食行動(食の多様性)と体組成、および非侵襲バイオマーカーとの関連についての調査」というテーマで鹿児島大学医学部保健学科牧迫研究室と共同研究を行っています。
これまでに食の多様性とフレイル、認知機能、外食との関わりについて、学会や論文で発表をしています。
海外で
「TAKE10 ! Vietnam」
Vietnam Public Health Association(VPHA)が、日本版 TAKE10!®プログラムに関心を持ち、ベトナムでこのプログラムを活用しています。ILSI Japan CHP は、教材の翻訳や具体的な実施方法の教示など、TAKE10!®ベトナム版の開発に協力をしました。
「TAKE10 ! Indonesia/Cambodia」
NJPPP (栄養事業推進プラットフォーム)の委託事業としてインドネシアおよびカンボジアでの職場(工場)の栄養改善プロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは栄養啓発活動の1つとして、それぞれの国の食習慣に合わせた TAKE10!®食生活チェックシートを作成し、活用しました。
[インドネシア]
IPB University(ボゴール農科大学)、株式会社都給食と協力をし、日系自動車部品工場において健康な工場食を導入し、同時に TAKE10!®食生活チェックシートのインドネシア版やSNS を用いて栄養教育啓発活動を行いました。 チェックシートを活用することで、食習慣の変化が認められ、また、習慣的に摂取量が少ない野菜類の摂取頻度も向上しました。
[カンボジア]
カンボジアで母子保健活動を進めている NGO(RACHA)および政府等関係機関、フィリピンの国立栄養研究所(FNRI)の協力を得て、日系電子部品工場の若い女性従業員を対象に栄養改善プログラムを実施しました。社員食堂に栄養強化米を導入するとともに健康教育のツールとして TAKE10! ®チェックシートのカンボジア版を活用。栄養状態と食習慣の改善を行いました
企業で
社員への研修
地域貢献や営業ツールとしての活用やコミュニケーションの研修として、また、高齢者向け施設における現場での活用のために、社員へのテイクテンリーダー養成講座やサポーター講習会を開催しています。
チラシや広報誌での活用
スーパーマーケットのチラシやレシピシートでのテイクテンの 10 の食品群の紹介、点数の表示、また自社の広報誌における情報提供等、様々な媒体で活用されています。
スーパーチラシ例
広報誌活用例
商品開発への応用
バランスの良い食事への提案として、テイクテンの考え方を応用した食材キットやウエルネスツーリズムの開発等が行われました。
食材キット
離島へのウエルネスツーリズム
社会貢献や SDGs への貢献として
テイクテンの活動に関わることによって、企業としての社会貢献や SDGsへの貢献を実現することができます。
くばりん体操
日本ハム株式会社制作「くばりん体操」(振り付け:ラッキィ池田、歌:チョー)。テイクテンの体操を応用して制作。リズムに乗せて楽しく、身体の各部位のストレッチと筋トレが出来る約5分間の体操です。
オフィスでテイクテン
TAKE10! ®の体操を職場でも気軽に取り入れていただけるよう動画を製作しました。