テイクテン!®とは?

では、何をすればいいの?

テイクテン!®プログラムとは?

この冊子を見れば、テイクテン!®(TAKE10!®) のやり方が簡単にわかります。

テイクテン!®(TAKE10!®) プログラムは、特定非営利活動法人国際生命科学研究機構 (ILSI Japan:イルシー・ジャパン) が開発した高齢者の方々の『元気で長生き』を目指して開発したプログラムです。

ILSI Japanでは、世界に先駆けた超高齢社会である日本では高齢者の健康を守ることが大きな課題であると考えて、"運動と栄養"というコンセプトに着目し、高齢期のQOLを左右する因子として、低栄養と下肢筋力の衰えにポイントを絞り、それらの防止に適した改良を加えて、科学的な検証を経たのち、2003年に現在のプログラムが完成しました。

『1日に10の食品群を食べましょう』 『1日に10分間の体操を2~3回しましょう』 (『TAKE 10 Foods』 『TAKE 10 minutes' Exercises』) がキーワード。栄養バランスの良い食生活を実践することと、筋力を落とさないように運動すること、この二つを組み合わせたプログラムであることが大きな特徴です。

テイクテン!®の効果

テイクテン!®(TAKE10!®)の効果は、秋田県大仙市南外地区で検証されました (1,400名の高齢者を対象とした東京都老人総合研究所との共同研究) 。この地区では、テイクテン!®(TAKE10!®) を導入することで、食習慣や運動習慣が改善され、身体の栄養状態が良くなり、年齢に伴って遅くなっていくはずの歩くスピードも維持することができました。

この研究の詳細は ILSI Japan発行イルシー誌掲載の熊谷先生の論文(PDF) をご覧ください。

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その時から、南外地区の高齢者の皆さんが使っているのが、テイクテン!®(TAKE10!®) の「食生活チェック表」です。
テイクテン!®(TAKE10!®) の表は、10日間で100点満点というわかりやすさの上、ヒトは点数化すると俄然やる気になる!
「かんたんで使いやすい」「何が足りないか、ひと目でわかる」と好評で、NHK総合テレビの番組「ためしてガッテン」(2010年4月28日放送) でも取り上げられました。また、これまでに毎日・読売・日経3紙の全国紙をはじめ、地方紙含め8紙に掲載されました。
更に、東京都墨田区で2005年から継続して実施している「すみだテイクテン」における効果について、海外の学術誌に掲載されています。
チェック表のダウンロードはこちらからどうぞ。
(https://static-content.springer.com/esm/art%3A10.1186%2F1471-2318-13-8/MediaObjects/12877_2012_809_MOESM3_ESM.pdf)

注:この表はILSIJapanの著作物です。個人として利用する以外に、権利者の許可なく、複製、放送、印刷物への転載、ネット上に公開するなどの行為は固く禁じられています。

アメリカのTAKE10!®

アメリカでは、成人と同様、子どもの肥満が大きな問題となっています。今ではさまざまな取組みがありますが、1999年にILSI本部が開発したTAKE10!®(小学校教育の中で児童に10分間の楽しい運動をさせ、栄養について学ばせることができるプログラム) は、他に先んじて大きな成果を上げました。これまでに全米50,000の学級で取り入れられました。

テイクテン!®(TAKE10!®) の開発にご協力いただいた主な先生方

  • 鈴木隆雄(桜美林大学老年学総合研究所所長)
  • 木村修一(東北大学名誉教授)
  • 熊谷修(元人間総合科学大学教授)
  • 古名丈人(元札幌医科大学教授)
  • 牧迫飛雄馬(鹿児島大学教授)

テイクテン!®(TAKE10!®) の開発・出版にご協力いただいた企業・団体

  • 味の素株式会社
  • サントリー株式会社
  • 株式会社明治
  • 株式会社ニチレイフーズ
  • 日本コカ・コーラ株式会社

TAKE10!®研究プロジェクトにご協力いただいた企業・団体

  • 味の素株式会社
  • エシカルライフ株式会社